大分県木材協同組合連合会

1.実施概要

1)実施団体の説明

《当連合会の概要》
  • 設  立:昭和27年7月9日
  • 会 員 数:県内11木材協同組合
  • 資 本 金:3,930万円
  • 市  場:3市場:大分市場、小倉市場、中津センター
  • 役  員:理事16名、監事2名
  • 職  員:26名
  • 主な業務:
    木材製品・素材の仕入・販売、チェンソー等の修理・仕入・販売、JAS 認証・格付検査、合法木材・木質バイオマス事業者認定、木材の需要拡大
  • 売 上 高:令和5年度 3,124,689千円
 
《当連合会の事業実施体制》
 
《当連合会の体制等》
  • 県下の製材所や木材販売業者など144社が地区木協組合員
  • プレカット工場5者の内、上位3者が地区木協組合員
  • 製品市場(大分、中津、小倉)を有し九州内のみならず本州まで幅広い販売網を持つ。(年間取扱量:約4.8万㎥。常時3千㎥の在庫を持ち、一般材は即納が可)
  • 民間製品市場4者すべてが地区木協組合員等の関係者
  • 製材所向けの素材販売を実施(年間取扱量:約2.4万㎥)
  • 非住宅建築物・外構・土木資材・プレカット加工などの木材需要にも対応
  • 地域材の使用に際し、調達などについて工務店、設計事務所にアドバイスできる。
    ※木構造や木材等に関する相談窓口(専門アドバイザーの配置)を設置し、工法や技術の助言、木材の調達・価格の情報提供等、幅広い需要者ニーズに対応
 

2)事業の目的 大分県木連を核としたJAS製材サプライチェーンの推進

 

3)事業内容・結果

(1)JAS製材サプライチェーン推進協議会
 地域の特性を考慮したJAS製材に係る情報の共有化等を図ることにより、円滑なJAS製材の需給のマッチングを促進し、地域材の需要拡大に資することを目的に設立
 
 
①第1回協議会:令和6年10月7日、県木連会議室、委員等16名
議題
  • JAS製材サプライチェーン構築事業の概要について
  • JAS製材サプライチェーン推進協議会について
  • 木造建築推進セミナーについて
  • 大分の木材ガイドブック編集方針について
  • 情報発信について
  • 意見交換
 
②第2回協議会:令和7年1月21日、県木連会議室、委員等16名
議題
  • JAS製材サプライチェーン構築事業の実施状況について
    ①木造建築推進セミナーについて
    ② 大分の木材ガイドブックについて
    ③情報発信について
  • 県からの情報提供(改正建築基準法の概要)
  • 意見交換
 
《意見》
  • ガイドブックでJAS工場欄に製品の規格を入れると良い。営業ツールになる。
  • 一般材で非住宅が建つ仕組みが必要。JAS材を使った建築物の事例の紹介も必要。
  • 建築士がJAS材をよく知らない。建築士向けの講習が必要。
  • 県木連のホームページで最新情報の発信は重要。
  • JAS材のPR動画は建築学科の学生に作らせてはどうか。勉強になる。
  • 「もりんく」だけでは機能しない。木造・木質化を進めるためのコーディネーターが必要。
  • JAS構造材を使うための工夫、メリット、コスト比較が必要。
  • 4号特例縮小で平屋が多くなり、天井も高くなる。3m材では規格が合わなくなる。
  • 一般製材にこだわらず、米松・集成材等を含めた木材の提案をしないと理解が進まない。
  • 特殊材は、早めの情報がないとすぐには調達できない。情報伝達の仕組が必要。
 
(2)木造建築推進セミナー
 流通業者(製材所、木材販売業者)、建設業者、設計事務所、行政機関を対象にJAS製材の活用に向けたセミナーを日田木材協同組合で4回開催した。
 
 
(3)大分の木材ガイドブック
 大分県産材の主な取扱事業者(JAS製材認証工場等)を掲載した大分の木材ガイドブックを作成し、設計事務所や工務店等に配布し、JAS材の情報発信に努めた。
 
 
(4)情報発信
 JAS製材PR動画の作成・YouTube発信、ホームページの拡充や県木連に配置した木材利用アドバイザーの周知を図るとともに、JIA建築家大会2024別府でJAS製材の情報発信(展示、アンケートの実施)に努めた。
 
①JAS製材PR動画の作成・YouTube配信(https://youtu.be/Sma9x2bTgxU
 
 
②ホームページの拡充
 メニューに「JAS製品ナビ」を追加し、その中でJAS材の検索機能やPR動画の配信、木材利用アドバイザー制度、大分の木材ガイドブックなどを紹介
 
 
③新聞広告:地方紙(大分合同新聞)に木材利用アドバイザーの周知広告を掲載
 
 
④JIA建築家大会2024別府におけるJAS材の情報発信(展示及びアンケート)
 期日 :令和6年11月28日~29日
 場所 :別府国際コンベンションセンター
 参加者:建築等 680人
 

 
 

2.事業実施により得られた効果

 県内の木材製品を使用する建築業者や設計事務所をはじめ、木材製品を供給する製材所や木材販売業者等に地域材、特に、JAS製材の品質・性能の理解の促進が図られるとともに、需給情報の共有化によるタイムリーなJAS製品の提供及び在庫の適正化などで地域材の流通の効率化が期待できる。
 

3.今後の課題

  • JAS構造材の需要拡大
  • 低中層建築物の木造化の推進
  • 無垢の製材、集成材等の適材適所での活用提案
  • 参考となる事例紹介とJAS構造材の活用を促す補助金情報の定期的な情報提供
     
  • 建築業者、設計事務所や建築関係行政機関へのJAS構造材の理解促進
  • 構造計算の出来る設計士の育成
  • 木材利用アドバイザーの周知
     
  • JAS認証工場(機械等級区分)の拡大及びJAS構造材の安定供給体制の構築
  • JAS認証に必要な施設整備への助成拡充
  • JAS構造材の在庫調整、生産調整、価格調整機能